防災バッグに「スキンケアアイテム」を備える(災害対策)という考え
日本は、台風・豪雨・地震などさまざまな自然災害が多いですね。
皆さん、日ごろから自然災害への備えや心構えをされておられると思いますが、ちょっとだけ「災害とスキンケア」のお話をさせてください。
きっかけは東日本大震災
2011年3月11日に起きた東日本大震災。
今まで経験したことのない大きな地震災害。
多くの方が長い間、避難所生活を余儀なくされました。
長年「花梨の化粧水」をご愛用いただいている方も被災されており、避難所からお電話をいただきました。
「ここにはたくさん支援物資があるけど、スキンケアができない」と。
そこで可能な限り、みなさんで使っていただけるよう「花梨の化粧水」「あかちゃんのほっぺ」石けんを送らせていただきました。
長い避難所生活で心身ともに疲れていた中、「いつもの化粧水と石けんでホッとした」とおっしゃってました。
非日常のストレスが多い日々、少しでも以前の日常の一部を取り入れることで心が癒されるのだと気づかされた瞬間でした。
物資としての価値だけでなく、「心を支える力」がある。それがスキンケアアイテムの真の意味ではないでしょうか。
「いつもの化粧水」を入れるべき理由
なぜ防災バッグにスキンケアアイテムが必要なのでしょうか?
その理由は、災害時の心身のバランスを保つためです。
避難所では水も限られ、衛生環境も整っていない場合が多くあります。
肌の乾燥や炎症、ニキビ、かゆみといったトラブルが起きやすく、特に子どもや高齢者、敏感肌の方は苦しむケースが少なくありません。
さらに、不慣れな環境でストレスが蓄積されていく中、「自分らしさ」を保てないことが精神的負担にもなってしまうのです。
そのような状況で、「いつも使っている化粧水」や「安心できる香りのスキンケアアイテム」があると、驚くほど心が落ち着きます。
肌にやさしく触れることで、ほんの一瞬でも日常を取り戻すことができる。
それは、心の健康を支える“セルフケア”の一つなのです。
実体験から学んだ、スキンケアの大切さ
実際、東日本大震災時には「花梨の化粧水」や「赤ちゃんのほっぺ石けん」を緊急で避難所に送付しました。
その後、連絡をくださった方から感謝の言葉をいただきました。
「避難所で過ごす日々の中、あの化粧水を使ったとき、涙が出るほどうれしかった」
「あの香りと使い心地で、少しだけ日常を取り戻せた気がした」
この言葉を受けて、私たちは確信しました。
スキンケアは、肌のためだけでなく“心を守るための大切な習慣”なのだと。
避難生活では、自分の生活リズムもコントロールできず、ストレスが大きくなりがちです。
そんな中で、たとえ数分でも「いつもの化粧水を手に取る時間」があることで、心が救われる。
スキンケアは“贅沢”でも“自己満足”でもなく、災害時にこそ必要な心の処方箋です。
実体験から学んだ、スキンケアの大切さ
防災バッグに入れておくべきコスメアイテム
災害はいつ起きるかわかりません。
だからこそ、日頃から備えておくことが重要です。以下のスキンケア・コスメアイテムは、防災バッグに入れておくことをおすすめします。
🔶花梨の化粧水(全身に使えます)
🔶固形石けん or 洗顔料
🔶リップクリーム
🔶日焼け止め(屋外活動時に)
🔶ミラー・コットン・綿棒などの小物類
特に「花梨の化粧水」は、赤ちゃんから年配の方まで使えるやさしい成分で、家族全員で共有できる点でも非常に優れています。
200mlサイズを1本、防災バッグに入れておけば安心です。
スキンケアアイテムには使用期限があるため、半年〜1年に一度は防災バッグの中身を見直しましょう!